エストニアとリモートワークについて私が知っている二、三の事柄

エストニアと開発をしていたら、突如オフィスを失い、リモートワークになったCTOの日々のメモです。

インターネットという名の病い

ディーンは、たまたま面白い記事を見つけたのだった。もちろん、はてなの宣伝からなのだが。

http://www.1101.com/umeda_iwata/2008-11-17.html


糸井 でも、見てると、あきらめないですよ。
    なんていうか、ものごとをつくって進めていくときは、
    こういう人が必要なのかもしれない。
    たとえば、Googleの人たちが、
    世界中の街を自動車で走って写真を撮って
    地図に貼りつけているっていうのは、
    ある種の病でしょう?

梅田 そうですね。
    ふつうに利益というものを考える会社からすれば、
    病気というか、あれは狂気です。
    ほかにも、世界中の本をスキャンすると決めて、
    全部で5千万冊ぐらいあるらしいんですけど、
    全ページを来る日も来る日もスキャンしてたりする。

糸井 いいなぁ(笑)。

梅田 正気の沙汰とは思えないんだけど、

    Googleって、
    「世界中の情報を整理し尽くす」
    という理念において、それを続けるんですよ。
    Googleアースの航空写真にしても、
    半年で写真を取り替えるべきだということで、
    Googleがチャーターした飛行機は
    世界中を毎日飛んでるんです。
    「あれは、いずれなにかを支配するためだ」
    なんて言う人もいますけどね。

糸井 いや、そういうレベルじゃないですね。

梅田 そういうレベルじゃないんですよ。

岩田 ふつうの人間や会社にできる行動ではないですね。

梅田 そうなんです。

糸井 でも、そういう「病な成分」は、
    岩田さんのなかにもぼくは感じるんです。
    思えば、現代に限らず、歴史の中には
    そういう人がいつもいるのかもしれないですよ。
    Googleの人たちだって、情報を整理し尽くすことが
    みんなに役立つと思うからこそやってるわけだし。

梅田 かなりいるのかもしれませんよね。
    やっぱり人のためになにかするというのは、
    気持ちのいいことでしょうから。

ここまで来ると、情報とは何かということを考える。

それが病気であることが分かるのかも・・・というようなことを含めて、Googleの世界に対する貢献はあるのかもしれないとディーンは思った。