エストニアとリモートワークについて私が知っている二、三の事柄

エストニアと開発をしていたら、突如オフィスを失い、リモートワークになったCTOの日々のメモです。

人生でもっとも素晴らしいことのひとつは、自分が一度完全に諦めた夢を復活させて、ものの見事に実現すること

ブログを始めたのは、この「はてな」である。

確か、2003年の9月頃だったような記憶がある。

僕がまだ外資系のインターネット企業に勤めていた頃だ。

早いもので、会社を辞めてからは1年半、自分の会社を立ち上げてからは1年になる。

「会社」という組織から離れ、とにもかくにも生活できていることは良しとしたいと思う。

昨年は、会社の立ち上げ期だったので、自分が持っているブログもSNSも毎回のように「宣伝記事」になってしまった。


できれば、起業当初の「色々」を記録するようにしたかったのだが、3社の取締役となり、4人のクライアントを抱えるインターネット・コンサルティングの仕事が忙しくてそれどころではなかったのだ・・・・


でも、今年は「書く」という自分の原点に戻って、どんどん文章を書いていきたいと思っている。


最近一番びっくりしたのが、「藤田さんの最大の欠点は・・・・飽きっぽいところだ。」とズバリと指摘されたことである。(笑)


いや、もちろん、自分でも「飽きっぽい」とは思っていたが、それを「最大の欠点」まで言われると、「いやー、確かにそうかもー」と思う。


起業して1年経って、「会社ごっこ」には既に飽きているので、「本格的なビジネスモード」になっているのもそう。

コンサルタントとしては、コピーライティングはもう飽きていて(笑)、大きなビジネスモデルを立てることにやりがいを感じている。

メールマガジンも半年で飽きてしまって?、しばらく発行が止まっているというありさまだ。


しかし、僕にはそれ以上の強みがある。

執念深いのである。



飽きてしまい投げ出したもの。根性がなくて投げ出したもの。

それらを何年もかけてもう一度拾い直して、もう一度立て直す。

僕にはそういう才能がある。


例えば、僕が今作っているSNSというのは、10年ほど前にやっていた WALDEN というインターネット・サイトの「リベンジ」だ。

当時、ホームページと掲示板、チャットを融合的に組み合わせたサービスは、今のブログやSNSの先駆けのようなものだった。(今思えば、発想は実に新しかったのだ。)

しかし、「収益」(ビジネス化)という考えが全くなかったのと、技術力がなかったこともあって、そのサイトは2年ほどで終焉してしまった。

それをAOL(America Online)というサービスで実現しようとしたのだが、今度は「極東のグループ会社という制限」や「時代の流れ」に勝てず、夢は実現できなかった。

だから、僕が今作っているSNSというのは、10年ごしの「リベンジ」なのだ。


僕には他にも「頓挫している夢」がたくさんある。


でも、人生でもっとも素晴らしいことのひとつは、自分が一度完全に諦めた夢を復活させて、ものの見事に実現することだ。

僕はそう思っている。