エストニアとリモートワークについて私が知っている二、三の事柄

エストニアと開発をしていたら、突如オフィスを失い、リモートワークになったCTOの日々のメモです。

村上龍の『ピアッシング』(幻冬社文庫)を読み始める。面白い。殺人願望をもった主人公の男の連想−妄想が読んでいるうちに、こちらの思考にまで侵入してくるようで、つまりは読みごたえもある。村上龍の小説は『コインロッカ−・ベイビ−ズ』の頃から「トラウマ」というのがひとつのキ−ワ−ドになっているが、それが読んでいて嫌悪感を催すものではなく、何か「強い」感じがするのはどうしてだろう。エッセイにおける文字通りマッチョな彼の「思想」とは別の次元で彼の「小説」の中の、暴力や性欲や殺人や言葉は「強い」。