エストニアとリモートワークについて私が知っている二、三の事柄

エストニアと開発をしていたら、突如オフィスを失い、リモートワークになったCTOの日々のメモです。

梅田LOFT B1のテアトル梅田にて『未来世紀ブラジル』。ビデオでは何回も見ている『ブラジル』だけれども、映画館で見るのは始めて。冒頭あたりの「労働シーン」(笑)は何回みても面白い。テリー・ギリアムは「群集シーン」を撮るのが非常にうまい監督なんだと思う。しかし、後半、二人で逃走するシーンなどは、特に見所がないだけにテンションが落ちる感があるのは否めない。カルト的な人気があると言われている『ブラジル』だが、その魅了、冒頭シーンのブラックなユーモアと、ラストシーンとそこにかぶさるサンバの音楽に負うところが多いのかもしれない。

映画を見終わった後に、目の前にいたカップルとおぼしき男の子と女の子の以下のやりとりに微笑ましく思う。

(男)「ね?ぶっとんでるよね?」
(女)「ぶっとんでるよね」
(男)「もう最初からぶっとんでるよね」
(女)「すごいよね」

微笑ましく思うのは、その感動を共有するのに使うボギャブラリーの貧弱に対してだが、僕自身だって、たいして変わらないのかもしれない。