1997-10-23から1日間の記事一覧
武田泰淳の『ひかりごけ』を読了。これは戦時中の人肉食の話だが、オウムの麻原のことを考えると、この中の裁判のシーンは非常に興味深い。『ひかりごけ』の主人公の船長は、その裁判の間、「これは自分とは何の関係もない」と思っているのである。それがリ…
武田泰淳の『ひかりごけ』を読了。これは戦時中の人肉食の話だが、オウムの麻原のことを考えると、この中の裁判のシーンは非常に興味深い。『ひかりごけ』の主人公の船長は、その裁判の間、「これは自分とは何の関係もない」と思っているのである。それがリ…